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JWE2023年9月1日

日本の地域銀行における量的緩和政策の銀行貸出への影響

The effects of quantitative easing policy on bank lending: Evidence from Japanese regional banks

Kozo Harimaya, Toshiki Jinushi

日本語要約

本研究は、日本銀行による量的緩和政策(QQE)が地域銀行の貸出に与える影響を検証することを目的としています。特に、地域銀行は地元の貸出業務に特化しているため、地域の経済状況を考慮した分析が重要です。データは2001年から2020年までの半期ごとの銀行レベルのデータを用い、地域経済の状況を制御しながら推定を行いました。分析の結果、QQE導入前と比較して、日本銀行の国債購入が地域銀行の貸出に与える影響は顕著に大きいことが示されました。特に、非貸出金比率(NPL比率)が高く、資産規模が大きく、市場シェアが低い地域銀行において、その影響の大きさがより顕著であることが確認されました。これらの結果は、Bowman et al. (2015)やMatousek et al. (2019)の研究と一致する一方で、地域銀行の特性に関する新たな知見を提供しています。さらに、グレンジャー因果関係テストも一貫した結果を示しました。これにより、QQE政策が銀行貸出を促進する上で非常に効果的であることが示唆されます。

ポイント

  1. 1本研究は、日本の地域銀行が量的緩和政策にどのように反応するかを分析。特に地域経済の状況を考慮した点が特徴的である。
  2. 22001年から2020年の銀行レベルデータを用いて、QQE導入前後の貸出への影響を推定。QQE導入後、国債購入が地域銀行の貸出に与える影響は顕著に増加した。
  3. 3特に、NPL比率が高く、資産規模が大きい地域銀行ほど影響が大きいことが明らかに。これにより、銀行特性が政策効果に与える影響について新たな知見が得られた。

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原論文情報

ジャーナル
Japan and the World Economy
DOI
10.1016/j.japwor.2023.101193
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。