JWE2024年12月1日
労働者の職務ミスマッチ許容レベルの内生性とパフォーマンスへの影響
Endogenous decisions on acceptable worker-job mismatch level and the impact on workers’ performance
日本語要約
本研究は、労働者が受け入れる職務ミスマッチのレベルが内生的に決定されることと、その結果として労働者のパフォーマンスに与える影響を探求する。特に、魅力的な企業からのオファーに対して、労働者が自己の特性と企業の特性が合致しないことを認識しつつも、受け入れる傾向があることを示す理論モデルを構築した。このモデルに基づくと、魅力的な企業の特性が強いほど、労働者の許容するミスマッチレベルが高まることが明らかになる。データは日本の企業から収集され、計量経済学的手法として計器変数推定が用いられた。結果として、ミスマッチが高い場合、労働者のパフォーマンスは有意に低下することが確認された。具体的には、ミスマッチの増加はパフォーマンスの低下をもたらし、特に大企業においてこの影響が顕著である。これにより、経済全体の成長を妨げる可能性があるため、企業と労働者のミスマッチを解消することが政策的に重要であることが示唆される。
ポイント
- 1本研究は、労働者の職務ミスマッチ許容レベルが内生的に決定されるメカニズムを理論モデルを用いて明らかにしている。
- 2日本の企業データを用い、計器変数推定により、ミスマッチの増加が労働者のパフォーマンスを有意に低下させることを確認した。
- 3特に、魅力的な企業におけるミスマッチは、経済全体の成長に悪影響を及ぼす可能性があることが示された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2024.101283
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。