JJIE2023年12月1日
留学が英語スキル向上に与える影響の実証分析
Impact of studying abroad on language skill development: Regression discontinuity evidence from Japanese university students
日本語要約
本研究は、留学が日本の大学生の英語スキルの発展に与える因果的影響を探求することを目的としている。グローバル化が進む中、英語コミュニケーション能力の重要性が増しており、各国政府は学生の留学を奨励しているが、特に非ヨーロッパ諸国における留学の影響についてはほとんど研究が行われていない。著者らは、日本政府の留学奨学金プログラムを対象に、ファジー回帰不連続デザイン(RDD)を用いて分析を行った。対象としたデータは、奨学金を受けた学生の留学状況であり、奨学金が留学の確率を77〜80ポイント増加させることを明らかにした。さらに、独自に開発した多肢選択式テストを用いて測定した英語能力は、留学によって33〜38%(または1.15〜1.35標準偏差)向上したことが示された。また、留学は国際的な姿勢や外国語でのコミュニケーション能力の認識を大きく改善することも確認されており、これらは応用言語学の文献において言語能力の将来の発展における重要な要因とされている。これにより、留学政策の重要性が再確認され、今後の教育施策における留学の役割に関する示唆を提供する。
ポイント
- 1著者らは、日本政府の留学奨学金プログラムを対象にファジー回帰不連続デザイン(RDD)を用いて、留学の因果的影響を分析した。
- 2奨学金が留学の確率を77〜80ポイント増加させ、留学後の英語能力は33〜38%向上したことを明らかにした。
- 3留学によって国際的な姿勢や外国語でのコミュニケーション能力の認識が改善され、これらが言語能力の発展に寄与することが示された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2023.101284
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。