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JWE2023年3月1日

バラッサ=サミュエルソンモデルにおける職業離脱率の影響

The Balassa-Samuelson model with job separations

Noel Gaston, Taiyo Yoshimi

日本語要約

本研究は、小規模な開放経済モデルにおいて、セクターごとの職業離脱率を取り入れ、バラッサ=サミュエルソン(B-S)効果を検討することを目的としています。この研究は、特に日本の経済において、非貿易部門が貿易部門に比べて高い賃金と高い離脱率を持つという特徴を再現することに注目しています。モデルのシミュレーションにより、貿易部門の生産性が向上すると、消費において貿易部門と非貿易部門が補完関係にある場合、労働力が貿易部門から非貿易部門に移動することが示され、B-S効果が抑制されることが明らかになりました。また、非貿易部門の離脱率が高まると、非貿易部門の賃金上昇がこの労働移動をさらに強化します。しかし、ポジティブな所得効果により失業率は常に低下します。一方、非貿易部門の生産性向上は実質為替レートを低下させ、失業率を上昇させる影響を持つことが確認されました。

ポイント

  1. 1本研究では、職業離脱率が異なるセクターを考慮したバラッサ=サミュエルソンモデルを構築し、日本経済の特性を再現しました。
  2. 2シミュレーション結果から、貿易部門の生産性向上は労働移動を促進し、B-S効果を抑制することが示されました。
  3. 3非貿易部門の生産性向上は実質為替レートを低下させ、失業率を上昇させる一方、ポジティブな所得効果により失業率は低下します。

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原論文情報

ジャーナル
Japan and the World Economy
DOI
10.1016/j.japwor.2022.101172
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。