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#日本経済

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JER2026年5月11日

日本における人口問題と経済停滞の再考

Demographic challenges and economic stagnation in Japan

Takeo Hoshi

本研究は、日本の経済停滞に関する人口問題について、政策論争でよく見られる四つの主張を再評価します。これらの主張は、人口決定論、東京への過度な集中、女性の不均衡な移住、学生による都市流入に関するものであり、著者らはこれらがデータの誤解に基づいている部分があることを指摘します。データは日本の成長鈍化において、人口減少や高齢化が小さな要因であることを示しており、むしろ生産性の低成長が中心的な役割を果たしていることを明らかにします。さらに、純移動と総移動の区別が重要であり、東京の人口過集中は一方的な移住の増加ではなく、総移動の減少を反映していると述べています。研究はまた、人口移動が経済成長と正の相関を持つという初期的な証拠を報告し、日本の人口問題は主に制度的なものであり、移動を促進する政策の重要性を強調しています。

JER2026年5月8日

マルコフスイッチングモデルを用いた日本のビジネスサイクルのベイズ分析

Bayesian analysis of business cycles in Japan by extending the Markov switching model

Toshiaki Watanabe

本研究は、日本のビジネスサイクルを分析することを目的としており、特に1985年から2025年までの期間における複合指標の同時指標データを用いています。この期間には、2008年の世界金融危機、2011年の東日本大震災、2020年のCOVID-19パンデミックといった大きなショックがあり、これらの影響でCIが急激に低下しました。このような状況下では、単純なマルコフスイッチングモデルを用いたビジネスサイクルの転換点の推定が困難です。著者らは、スチューデントのt誤差と確率的ボラティリティを組み込んだ拡張マルコフスイッチングモデルを提案し、ベイズ法を用いて推定を行っています。推定の結果、t誤差やSVを用いたモデルは、ESRIが発表したビジネスサイクルの転換点に近い推定値を提供することが示されました。また、正常誤差とSVを用いたモデルにより、景気拡大期と景気後退期におけるCIの平均成長率の構造変化も分析され、2008年10月と2010年2月の2つのブレイクポイントが特定されました。これらの結果は、ビジネスサイクルの理解を深めるとともに、経済政策の立案においても重要な示唆を与えるものです。

JER2026年4月30日

2025年日本経済学会若手女性研究者賞受賞: 橋田幸子博士

The 2025 Japanese Economic Association Award for Young Female Researchers sponsored by the Nippon Life Insurance Company: Dr. Yukiko Hashida

Kimiko Terai, Ayako Kondo, Etsuro Shioji ほか

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