JWE2023年3月1日
高齢者介護政策とサンドイッチ世代の時間配分
Elderly long-term care policy and sandwich caregivers’ time allocation between child-rearing and market labor
日本語要約
本研究は、高齢者介護政策がサンドイッチ世代、すなわち子どもと高齢者の両方を同時に介護する世代の育児と市場労働の時間配分に与える影響を分析しています。このテーマは、日本の急速な高齢化と介護需要の増加に伴い、家族の時間配分や出生率に重要な影響を及ぼすため、特に重要です。著者らは、重複世代モデルを用いて、公共の長期介護提供が育児決定や時間配分に与える効果を検討しました。データは日本の大学生の親を対象にし、サンプルの約3分の1がサンドイッチ世代であることが報告されています。結果として、公共の長期介護提供が家庭の介護に比べてコストが高い場合、公共の介護提供の増加は出生率を低下させることが示されました。一方、公共の介護部門の労働生産性が向上すると、介護者の時間が解放され、出生率が上昇し、社会福祉も向上することが明らかになりました。製品生産部門の雇用への影響は一般的に不明確であり、公共の介護提供の増加がより多くの労働を必要とするためです。
ポイント
- 1著者らは重複世代モデルを用いて、日本のサンドイッチ世代の育児と労働時間配分に対する公共介護政策の影響を分析した。
- 2公共の長期介護提供が家庭の介護に比べてコスト高の場合、公共介護の増加は出生率を低下させることが示された。
- 3公共介護部門の生産性向上は、介護者の時間を解放し、出生率を上昇させ、社会福祉を向上させる可能性がある。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2023.101175
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。