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JWE2023年3月1日

COVID-19初期における日本の消費者物価指数の測定誤差

Consumer price measurement under the first wave of the COVID-19 spread in Japan: Scanner data evidence for retailers in Tokyo

Masahiro Higo, Shigenori Shiratsuka

日本語要約

本研究は、日本におけるCOVID-19の初期波の影響下での消費者物価指数(CPI)の測定誤差を検討する。特に、パンデミックによって家庭の購買行動が制約される中で、幅広い商品と小売業者をカバーする高頻度の品質調整価格指数を構築することが重要である。本研究では、東京の小売店から得た日次スキャナーデータを用いて、価格データの一時的なセール効果や小売サービスの質を調整し、価格動態を分析した。対象期間は2020年1月から6月までであり、CPIの測定誤差の原因が米国とは異なることを示す。具体的には、食料品や外食において、CPIの下方バイアスが−0.6から−0.3ポイントと推定され、全体のCPIに対する寄与は年率で−0.3%から−0.15%ポイントとされる。測定誤差の影響は限定的であり、CPIの全体的な傾向は変わらないことが示された。特に、日本のCPIにおける「一商品一仕様」政策が価格の代表性を弱め、下方バイアスを生じさせる主要因であることが指摘される。

ポイント

  1. 1本研究は、COVID-19初期における日本のCPI測定誤差を明らかにすることを目的とし、特に小売業のデータを活用している。
  2. 2東京の小売店からの高頻度スキャナーデータを用いて、2020年1月から6月の期間における価格動態を分析し、品質調整を行った。
  3. 3CPIの下方バイアスは−0.6から−0.3ポイントと推定され、全体のCPIに対する影響は年率で−0.3%から−0.15%ポイントである。

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原論文情報

ジャーナル
Japan and the World Economy
DOI
10.1016/j.japwor.2023.101176
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。