JWE2024年3月1日
黒田バズーカが日本の家計の借入意欲に与える影響
Impact of the Kuroda Bazooka on Japanese households’ borrowing intentions
日本語要約
本研究は、2014年10月31日に日本銀行が発表した金融政策、いわゆる「黒田バズーカ」が家計の借入意欲に与える影響を検討しています。この政策は民間セクターにとって予想外のものであり、外生的ショックとして捉えることができます。著者らは、医療分野でよく用いられる中断時系列分析を用いて、黒田バズーカの効果を推定しました。分析対象は、政策発表前後のデータであり、結果として黒田バズーカは家計の借入意欲を約10%増加させることが示されました。この結果は、家計の総借入には大きな変化が見られなかったものの、借入意欲に変化があったことを示唆しています。したがって、単に期待を変えるだけの金融政策は、必ずしも効果的ではない可能性があります。
ポイント
- 1本研究は、黒田バズーカが家計の借入意欲に与える影響を評価することを目的としています。
- 2中断時系列分析を用い、政策発表前後のデータを分析することで、借入意欲の変化を検証しました。
- 3結果として、黒田バズーカは家計の借入意欲を約10%増加させたものの、総借入には大きな変化が見られませんでした。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2024.101240
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。