家計のインフレ期待の固定化:日本における実験的証拠
Anchoring household inflation expectations: experimental evidence from Japan
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Anchoring household inflation expectations: experimental evidence from Japan
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Impacts of COVID-19 on households in ASEAN countries: Medium-run impacts and their implications for human capital development
本研究は、COVID-19パンデミックがASEAN諸国の家庭に与える中期的な影響を明らかにし、これが人材育成に与える意義を探求することを目的としています。このテーマは、経済的な困難が家庭の教育や将来の人材育成にどのように影響するかを理解する上で重要です。著者らは、7カ国の家庭を対象に2回のインタビューを実施し、データを収集しました。分析には、家庭の収入層、世帯主の教育水準、世帯主の性別、職を失ったかどうか、ロックダウン地域に居住しているかなどの要因が考慮されています。主な結果として、低所得層や教育水準の低い世帯主を持つ家庭が支出の減少や経済的困難を経験しやすいことが示されました。また、政府からの支援金は、パンデミック前の収入に対して低所得層でより多く受け取られており、政府の支援が経済的困難の軽減に寄与することが明らかになりました。これらの結果は、経済政策の設計において、特に脆弱な家庭への支援の重要性を示唆しています。
Impact of the Kuroda Bazooka on Japanese households’ borrowing intentions
本研究は、2014年10月31日に日本銀行が発表した金融政策、いわゆる「黒田バズーカ」が家計の借入意欲に与える影響を検討しています。この政策は民間セクターにとって予想外のものであり、外生的ショックとして捉えることができます。著者らは、医療分野でよく用いられる中断時系列分析を用いて、黒田バズーカの効果を推定しました。分析対象は、政策発表前後のデータであり、結果として黒田バズーカは家計の借入意欲を約10%増加させることが示されました。この結果は、家計の総借入には大きな変化が見られなかったものの、借入意欲に変化があったことを示唆しています。したがって、単に期待を変えるだけの金融政策は、必ずしも効果的ではない可能性があります。