JWE2025年12月1日
ASEAN諸国におけるCOVID-19の家庭への影響と人材育成への示唆
Impacts of COVID-19 on households in ASEAN countries: Medium-run impacts and their implications for human capital development
日本語要約
本研究は、COVID-19パンデミックがASEAN諸国の家庭に与える中期的な影響を明らかにし、これが人材育成に与える意義を探求することを目的としています。このテーマは、経済的な困難が家庭の教育や将来の人材育成にどのように影響するかを理解する上で重要です。著者らは、7カ国の家庭を対象に2回のインタビューを実施し、データを収集しました。分析には、家庭の収入層、世帯主の教育水準、世帯主の性別、職を失ったかどうか、ロックダウン地域に居住しているかなどの要因が考慮されています。主な結果として、低所得層や教育水準の低い世帯主を持つ家庭が支出の減少や経済的困難を経験しやすいことが示されました。また、政府からの支援金は、パンデミック前の収入に対して低所得層でより多く受け取られており、政府の支援が経済的困難の軽減に寄与することが明らかになりました。これらの結果は、経済政策の設計において、特に脆弱な家庭への支援の重要性を示唆しています。
ポイント
- 1著者らは、7カ国の家庭を対象に2回のインタビューを実施し、COVID-19の影響を分析しました。
- 2低所得層や教育水準の低い世帯主を持つ家庭は、支出の減少や経済的困難をより強く経験しました。
- 3政府からの支援金は低所得層でより多く、経済的困難の軽減にポジティブな効果をもたらしました。
タグ
原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2025.101330
- 原論文
- 出版社サイトで読む →
本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。