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JWE2024年9月1日

日本の労働市場におけるパートタイム雇用の役割と景気循環

Is part-time employment an adjusting valve?: Business cycle analysis on the labor market in Japan by dual search and matching model

Daisuke Nakamura

日本語要約

本研究は、2002年第1四半期から2018年第3四半期までの日本の労働市場におけるパートタイム雇用の役割を、二部門競争的検索・マッチングモデルを用いて分析しています。この研究は、パートタイム雇用がフルタイム雇用に比べて生産性ショックに対して著しく高い変動性を示すことを明らかにしています。企業はパートタイム労働者の利用を、広範囲と集中的なマージンの両方で適応させる一方、フルタイム労働者の労働投入の変動は主に集中的なマージンによって説明されます。この結果は、パートタイム雇用が日本の労働市場における「雇用の調整弁」として機能していることを裏付けています。しかし、モデルは全体の雇用に対するパートタイム労働者の割合の変動を十分には説明できていません。GMM推定により、一般的な生産性ショックが賃金率や市場のタイトさの変動を適切に説明する一方で、パートタイム雇用のシェアの変動には不十分であることが示されています。これにより、賃金率や市場のタイトさを変えずにパートタイム雇用の変動を増幅するためのより洗練されたモデルの必要性が示唆されています。

ポイント

  1. 1本研究では、2002Q1から2018Q3のデータを用い、二部門競争的検索・マッチングモデルをGMMで推定しています。
  2. 2パートタイム雇用は生産性ショックに対してフルタイム雇用よりも高い変動性を示し、企業はパートタイム労働者を広範囲と集中的に調整することが分かりました。
  3. 3GMM推定の結果、一般的な生産性ショックは賃金率や市場のタイトさの変動を説明する一方、パートタイム雇用のシェアの変動を十分には説明できていないことが明らかになりました。

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原論文情報

ジャーナル
Japan and the World Economy
DOI
10.1016/j.japwor.2024.101270
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。