JWE2025年12月1日
COVID-19が日本の労働市場におけるミスマッチを悪化させたか
Did COVID-19 deteriorate mismatch in the Japanese labor market?
日本語要約
本研究は、COVID-19パンデミックが日本の労働市場における求職者と求人の間の職業的ミスマッチをどのように悪化させたかを検討する。特に、職業の脆弱性や雇用形態(フルタイム対パートタイム)による労働市場のセグメンテーションが、パンデミック期間中のミスマッチの動態にどのように影響したかを分析する。著者らは、Şahin et al. (2014) によって開発された手法を用いて、職業ごとの脆弱性と雇用形態に基づくミスマッチ指数を推定した。結果として、パンデミックは感染リスクが高い職業やリモートワークが容易な職業において、フルタイムおよびパートタイムの労働者双方においてミスマッチを引き起こすことが明らかになった。さらに、リモートワークが特に難しい職業においては、フルタイム労働者のミスマッチが増加したことも示された。これらの結果は、労働市場のセグメンテーションや職業の脆弱性が、危機時における労働市場の適応能力に重要な影響を与えることを示唆している。
ポイント
- 1著者らは、COVID-19が日本の労働市場における職業的ミスマッチを悪化させたことを示している。
- 2推定には、Şahin et al. (2014) の手法を用い、職業ごとの脆弱性と雇用形態に基づくミスマッチ指数を算出した。
- 3特に、リモートワークが難しい職業においてフルタイム労働者のミスマッチが増加したことが確認された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2025.101331
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。