JWE2026年3月1日
いじめ被害が認知能力や学校への関与、友情に与える影響
The effects of school bullying victimization on cognitive, school engagement, and friendship outcomes
日本語要約
本研究は、いじめ被害が認知能力、学校への関与、友情形成に与える影響を明らかにすることを目的としている。いじめは子どもたちの発達において深刻な問題であり、その影響を理解することは重要である。著者らは、日本のある都市の小学生を対象にパネルデータを用いて分析を行った。具体的には、過去の成果を考慮した価値加算モデルを採用し、いじめ被害がその後の認知能力や学校への関与、友情形成に与える影響を評価した。分析の結果、いじめ被害は認知能力と学校への関与を有意に低下させ、友情形成を弱めることが示された。また、教室内でのいじめ被害の高い発生率は、翌年以降の認知能力にも悪影響を及ぼすことが確認された。これらの結果は、学校におけるいじめ防止の重要性を示しており、子どもたちの人的資本や社会的資本を育むための政策的な意義を持つ。さらに、既存の研究と比較して、いじめの影響が長期的に及ぶことを示唆している。
ポイント
- 1著者らは、日本の小学生を対象にパネルデータを用いていじめ被害の影響を分析した。
- 2価値加算モデルを用いた結果、いじめ被害は認知能力と学校への関与を有意に低下させることが判明した。
- 3教室内でのいじめ被害の高い発生率は、翌年以降の認知能力に負の影響を与えることが示された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2025.101342
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。