JJIE2023年3月1日
雇用主のステレオタイプと性別に基づく差別
Employers’ stereotypes and taste-based discrimination
日本語要約
本研究は、雇用主の性別に関するステレオタイプが性別差別の源泉となるかどうかを探求する。特に、ベッカーの理論に基づく従来の研究が示すように、差別は「味」ではなく「偏見」や「信念」に起因するとされているが、雇用主がその差別の根源であるかは未解決の課題である。この問題を解決するために、雇用主を対象とした調査研究が不可欠である。本研究では、雇用主が特定できる独自のデータセットを用い、雇用主の性別ステレオタイプが企業内の女性の割合に与える影響を分析した。分析の結果、雇用主の強いステレオタイプが企業内の女性の割合を減少させることが明らかになった。さらに、雇用主が女性である場合、彼女のステレオタイプが女性の割合に強い影響を与えることが示された。これにより、雇用主の性別とそのステレオタイプが職場における性別差別に与える影響についての理解が深まり、政策立案者や企業における多様性推進の重要性が再確認される。
ポイント
- 1本研究は、雇用主の性別ステレオタイプが性別差別の源泉であるかを探求し、雇用主を対象とした調査を実施した。
- 2分析には、雇用主が特定できる独自のデータセットを使用し、雇用主の性別とそのステレオタイプが女性の割合に与える影響を評価した。
- 3結果として、雇用主の強いステレオタイプが女性の企業内割合を減少させ、特に女性雇用主のステレオタイプが顕著な影響を与えることが示された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2022.101240
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。