JJIE2023年6月1日
COVID-19が日本における雇用の男女格差に与えた影響
COVID-19 and the employment gender gap in Japan
日本語要約
本研究は、COVID-19パンデミックが日本における女性の雇用にどのような影響を与えたかを検討する。特に、子育てを担う既婚女性の雇用率が大幅に減少したことが重要である。著者らは、パンデミック前後のデータを用いて、既婚女性の雇用率が子供を持つ場合には3.5ポイント減少したのに対し、子供のいない場合には0.3ポイントの減少にとどまったことを示している。この結果は、子育て責任の増加が母親の雇用に大きな影響を与えたことを示唆している。また、職を失った母親は、学校が再開された後も労働市場から離脱したままであることが観察された。一方、子供を持つ既婚男性の雇用率には影響が見られなかった。これにより、雇用の男女格差を縮小する進展が妨げられたことが明らかになった。
ポイント
- 1本研究は、COVID-19が日本における女性の雇用に及ぼした影響を分析し、特に子育てを担う母親の雇用率の変化に焦点を当てている。
- 2データは日本の労働市場から収集され、既婚女性の雇用率が子供ありで3.5ポイント、子供なしで0.3ポイント減少したことが明らかになった。
- 3結果として、母親の雇用が大きく影響を受けた一方で、父親の雇用は安定しており、男女間の雇用格差が拡大したことが示された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2023.101256
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。