JJIE2025年6月1日
グローバルバリューチェーンにおける企業の位置と生存率の関係
Position in global value chains, trade duration, and firm survival: Empirical evidence from China
日本語要約
本研究は、中国企業のグローバルバリューチェーン(GVC)における位置が、貿易の継続期間や企業の生存率に与える影響を探求しています。GVCの断片化が進む中、企業は国際的な競争に直面しており、企業の生存におけるGVCの役割を理解することは重要です。著者らは、中国の製造業における企業レベルの調査データと税関データを用いて分析を行い、企業のGVCにおける位置が貿易の継続や市場での生存にどのように影響するかを検証しました。具体的には、より上流に位置する企業は、下流に位置する企業よりも貿易活動を継続しやすいことが明らかになりました。また、GVCにおける上流の位置は、国内市場だけでなく国際市場においても企業の生存に有利であることが示されました。これらの結果は、GVCへの参加が企業のパフォーマンスにとって重要であるだけでなく、GVC内での位置付けも同様に重要であることを示唆しています。
ポイント
- 1著者らは、中国の製造業における企業レベルの調査データと税関データを用いて、GVCにおける企業の位置が貿易の継続や生存に与える影響を分析しました。
- 2分析の結果、上流に位置する企業は、貿易活動を継続する確率が高く、特に国内市場での生存においても有利であることが示されました。
- 3GVCへの参加だけでなく、企業のGVC内での位置もパフォーマンスに重要な影響を与えることが確認され、政策や戦略の見直しが必要であると考えられます。
タグ
原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2025.101353
- 原論文
- 出版社サイトで読む →
本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。