JJIE2025年9月1日
日本におけるインフレとグローバルなインフレ同期の影響
Japan's inflation under global inflation synchronization
日本語要約
本研究は、日本の消費者物価インフレ、インフレ期待、名目賃金に対する国内およびグローバルな要因の影響を分析することを目的としています。特に、1990年代後半からパンデミック後の期間に焦点を当てており、構造ベクトル自己回帰(SVAR)モデルを用いて短期および長期のゼロおよび符号制約を適用しています。この分析により、グローバルショックが日本の四半期先のヘッドラインインフレ(生鮮食品を除く)およびコアインフレの変動の約40%と30%を説明していることが明らかになりました。また、パンデミック後のデータを含めることで、グローバルショックの重要性が増加することが示されています。歴史的分解分析の結果、グローバル化によるコスト圧力が日本の消費者物価インフレを2010年代後半まで持続的に押し下げていたことが確認され、パンデミック後にはグローバル供給および需要ショックがインフレを押し上げる重要な要因となりました。さらに、サービス価格や名目賃金もパンデミック後にグローバルショックによって顕著に上昇したことが示唆されています。
ポイント
- 1著者らは、1990年代後半からパンデミック後にかけての日本のインフレに対する国内外の要因をSVARモデルで分析した。
- 2グローバルショックが日本の四半期先のヘッドラインインフレとコアインフレの変動の約40%と30%を説明し、特にパンデミック後にその影響が増大したことが分かった。
- 3歴史的分解分析により、グローバル供給ショックが2010年代後半までインフレを押し下げ、その後はインフレを押し上げる要因となったことが確認された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2025.101368
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。