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JER2024年12月1日

発展途上アジアにおける高齢者の幸福度に関する比較研究

The state of well-being of older people: a comparative study across developing Asia

Aiko Kikkawa, Martino Pelli, Lennart O. Reiners ほか

日本語要約

本研究は、発展途上アジアにおける高齢者の幸福度を測定する要因を探求し、従来の収入や貧困といった指標を超えた理解を目指しています。著者らは、中国、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、バングラデシュ、インドの9カ国からなる高齢者の新しいデータセットを用い、生活満足度やメンタルヘルスのスクリーニングテストスコアを指標に幸福度の相関関係を分析しました。結果として、年齢は幸福度と正の相関を持ち、ほとんどの国で不幸度を負に予測することが確認されました。一方、性別、婚姻状況、教育水準、居住地域、生活形態といった他の人口統計的特徴は国によって一貫した関連性を示しませんでした。さらに、著者らは高齢者の幸福度に影響を与える4つの次元—仕事を通じた生産性、身体的健康と移動性の維持、退職後の経済的準備、家族や社会生活への積極的な関与—を特定しました。これらの要因が生活満足度の向上や抑うつ症状の軽減に寄与することが確認されましたが、国によってその関連性の方向性や強さは異なりました。全体として、地域内の高齢者には抑うつや孤独感が相対的に高く、特に高齢女性において幸福度の指標が低下する傾向が見られました。

ポイント

  1. 1著者らは、発展途上アジア9カ国の高齢者を対象に、幸福度を生活満足度やメンタルヘルススコアで測定し、年齢との関連性を分析しました。
  2. 2年齢は幸福度に正の影響を与え、不幸度には負の影響を与えることが確認されましたが、他の人口統計的特徴は国によって異なる結果を示しました。
  3. 3高齢者の幸福度には、仕事の生産性、身体的健康、経済的準備、社会的関与の4つの次元が重要であり、特に抑うつや孤独感が高齢者の幸福度を低下させる要因となっています。

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原論文情報

ジャーナル
Japanese Economic Review
DOI
10.1007/s42973-024-00170-9
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。