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JER2024年10月29日

ベトナムにおけるICT発展が女性雇用と家庭の福祉に与える影響

The impact of ICT development on female employment and household’s well-being in Vietnam

Hang Thu Nguyen-Phung, Miki Kohara, Secil Er

日本語要約

本研究は、ベトナムにおけるICT(情報通信技術)の発展が女性の雇用市場の成果に与える影響を調査します。このテーマは、特に女性の雇用機会の拡大が家庭の福祉にどのように寄与するかという点で重要です。研究では、2012年、2014年、2016年、2018年に実施されたベトナム家庭生活水準調査の4回分のデータを用い、各州におけるICT発展の度合いの変動を外生的な変動要因として活用し、固定効果モデルを適用しています。主な結果として、ICTの発展は特に低学歴で少数民族に属し、40歳から55歳の比較的高齢の既婚女性が契約雇用を得る確率を向上させることが示されました。また、契約雇用を持つ既婚女性が率いる家庭の平均的な一人当たりカロリー摂取量には、ICT発展との正の相関関係が見られました。この結果は、ICTの導入が契約雇用の機会を拡大し、家庭の栄養状態の改善に寄与していることを示唆しています。さらに、ICTの発展により契約職に就く既婚女性の労働時間が減少する傾向も見られ、時間管理や仕事の効率性の向上が家庭の福祉にプラスの影響を与えていることが示されています。

ポイント

  1. 1ICT発展は、低学歴で少数民族に属する40歳から55歳の既婚女性の契約職取得確率を向上させることが明らかになった。
  2. 2契約雇用を持つ既婚女性の家庭では、ICT発展と平均的な一人当たりカロリー摂取量に正の相関が見られた。
  3. 3ICTの発展により、契約職に就く既婚女性の労働時間が減少し、家庭の福祉向上に寄与していることが示唆される。

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原論文情報

ジャーナル
Japanese Economic Review
DOI
10.1007/s42973-024-00180-7
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。