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JER2026年5月28日

日本における長期雇用の過去と現在

Long-term employment in Japan: past and present

Ryo Kambayashi, Takao Kato

日本語要約

本研究は、日本の長期雇用慣行の進化を再考し、1982年から2022年までの新たな証拠を提供することを目的としています。特に、リーマンショックやCOVID-19パンデミックといった重大な経済的ショックを経た最近の数十年に焦点を当てています。データは雇用状態調査から得られ、性別や教育水準別に10年の雇用維持率を推定しています。著者らは、日本の長期雇用システムが1990年代以降に衰退したという一般的な見解に反し、過去40年間にわたって雇用維持率が高い安定性を保っていることを発見しました。特に、5年以上の勤続年数を有する中堅社員は、経済的ショックの際にも高い維持率を示しています。一方で、若年層の新入社員、特に大学卒業者の雇用安定性は大きく低下していますが、コホート分析により、この初期キャリアの不安定さは持続しないことが示されています。また、全体の中堅社員の割合に減少は見られず、若年男性層は長期勤続の蓄積に一時的な遅れがあるものの、最終的には安定した長期雇用関係に移行することがわかりました。さらに、定年年齢の引き上げが高齢者の雇用維持に寄与していることも確認されています。これらの結果は、日本の長期雇用システムの回復力を示し、政策討論はその実証的な関連性に基づくべきであることを示唆しています。

ポイント

  1. 1著者らは、1982年から2022年のデータを用いて、性別・教育水準別の10年雇用維持率を推定し、長期雇用の安定性を分析しています。
  2. 2中堅社員(5年以上の勤続年数)の雇用維持率は高く、特に経済的ショック時にも安定していることが確認されました。
  3. 3若年層の雇用安定性は低下していますが、コホート分析により、最終的には多くの労働者が安定した長期雇用に移行することが示されています。

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原論文情報

ジャーナル
Japanese Economic Review
DOI
10.1007/s42973-026-00266-4
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。