JER2025年5月6日
篠原型じゃんけんの戦略的分析
Shinohara Rock-Paper-Scissors
本研究は、ボードゲームデザイナー篠原義照によって提案された篠原型じゃんけん(RPS)の戦略的特性を分析することを目的としています。このゲームでは、プレイヤーは常に「グー」を出すホストに対抗し、「グー」または「パー」を選択しますが、二人以上が「パー」を選ぶと排除され、最後の一人が勝者となるという独自のルールが設けられています。このような設定は、プレイヤー間に戦略的緊張を生み出します。著者は、n人のプレイヤーが残っているときに、パーを選ぶ確率が特定の方程式を満たすという唯一の対称的サブゲーム完全均衡の存在を示しました。具体的には、$$ (1-p)^{n-1} + rac{p^{n-1}}{n} = rac{1}{n} $$ という条件が満たされることが示され、さらに非対称均衡の連続体も存在することが明らかになりました。これにより、篠原型じゃんけんは従来のじゃんけんとは異なる戦略的インセンティブを持つことが確認され、ゲーム理論における新たな視点を提供します。