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JWE2023年9月1日

日本におけるGDPデータを用いた財政政策の評価

Evaluation of fiscal policy using alternative GDP data in Japan

Shin-ichi Fukuda

日本語要約

本研究は、日本における財政政策の効果に関する議論が、GDPデータの改訂によって生じる可能性があるかを探求する。特に、1990年代半ば以降、日本経済は流動性の罠に陥り、金利はゼロに近い状態が続いているが、同時に累積財政赤字が前例のないレベルに達し、構造的な問題も顕在化している。このような状況下で、財政政策が効果的であったかどうかは不明である。本研究では、GDPの基準年を変えることで、推定した減少型方程式やVARモデルの結果がどのように異なるかを検討した。具体的には、基準年を2011年とした場合、超低金利下で財政支出が効果的であることが示された。一方、基準年を2015年とした場合、特に2010年以降は効果が見られなかった。この結果は、日本における財政政策の効果を評価する際には、使用するGDPの基準年に注意を払う必要があることを示唆している。

ポイント

  1. 1本研究は、GDPデータの改訂が日本における財政政策の効果に与える影響を検証することを目的としている。
  2. 2対象期間は1990年代半ば以降で、減少型方程式およびVARモデルを用いて推定を行った。
  3. 3基準年2011では財政支出が効果的であったが、基準年2015では効果が見られず、特に2010年以降に顕著であった。

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原論文情報

ジャーナル
Japan and the World Economy
DOI
10.1016/j.japwor.2023.101204
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。