JWE2025年6月1日
COVID-19パンデミックにおけるEASプログラムのゾンビ企業評価
Ex-ante and ex-post evaluation of zombie firms arising from the EAS program during the COVID-19 pandemic: A study of Japanese SMEs
日本語要約
本研究は、COVID-19パンデミック中に日本政府が前例のない規模で拡充した雇用調整助成金(EAS)の事前および事後評価を行うことを目的としています。この評価は、企業レベルの調査から得られたユニークな月次データを用いて、EASを申請した企業のタイプとその後の業績の推移を分析しています。研究の重要な貢献は、パンデミック期間中の約2年間にわたるEASの企業業績に対する事後評価を提供することです。研究結果によると、EASを申請した企業の大多数はパンデミック前にはゾンビ企業ではなかったものの、その後の売上は非申請企業に比べて大幅に低下しました。この傾向は2021年に顕著であり、特に困難な業種の小規模企業において、追加支援を受けない限り、経済回復期でも売上が低迷しました。これらの結果は、初期の大規模助成金がパンデミック中の困難な企業のゾンビ化を防ぐことに成功しなかったことを示唆しています。
ポイント
- 1本研究は、COVID-19パンデミック中のEASプログラムの事前・事後評価を行い、企業の業績に与える影響を分析しています。
- 2ユニークな月次データを用いて、EASを申請した企業の業績が非申請企業に比べて低下したことを確認しました。
- 3特に2021年には、困難な業種の小規模企業において、追加支援がなければ売上が低迷する傾向が見られました。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2025.101308
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。