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JJIE2023年3月1日

信用枠が企業の現金保有と資本投資に与える影響:日本の事例

The effects of credit lines on cash holdings and capital investment: Evidence from Japan

Tomohito Honda

日本語要約

本研究は、信用枠が企業の現金保有および資本投資に与える影響を、2006年から2017年までの日本の上場企業の手集計データを用いて検証します。信用枠を持つ企業と持たない企業を比較することで、信用枠の効果を明らかにすることが目的です。この研究の結果、信用枠を持つ企業は現金準備が少なく、資本投資が多いことが示されました。また、財務的に制約のある企業においては、信用枠の効果がより顕著であることが確認されました。さらに、銀行と企業の密接な関係が信用枠の効果を高める役割を果たしていることも明らかになりました。これらの結果は、信用枠が企業の財務的柔軟性を向上させ、予備的な理由で保有している現金を投資に回すことを可能にすることを示唆しています。加えて、日本における信用枠の利用は依然として発展途上であり、これが企業の大規模な貯蓄と投資の低迷の一因である可能性が示唆されます。

ポイント

  1. 1信用枠を持つ企業は、持たない企業に比べて現金準備が小さく、資本投資が多いことが分かりました。
  2. 2財務的に制約のある企業において、信用枠の効果がより顕著であることが確認されました。
  3. 3銀行と企業の密接な関係が、信用枠の効果を高める重要な要素であることが示されました。

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原論文情報

ジャーナル
Journal of the Japanese and International Economies
DOI
10.1016/j.jjie.2022.101241
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。