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JJIE2023年12月1日

金融政策の情報効果に関する研究

Information effects of monetary policy

Yusuke Tanahara, Kento Tango, Yoshiyuki Nakazono

日本語要約

本研究は、日本における短期名目金利の実質的下限(ELB)下での中央銀行の金融政策に関する二つの発表が、マクロ経済および金融変数に与える影響を評価することを目的としています。具体的には、中央銀行の政策の引き締めに関するサプライズと、経済見通しに関する中央銀行の情報の二つのショックを特定し、それぞれの影響を分析しました。データは日本の経済指標を用い、対象期間は近年の中央銀行の発表に基づいています。推定戦略としては、経済変数の応答を評価するための計量経済モデルが用いられました。主な結果として、引き締めショックは金利を上昇させ、株価を下落させる一方、情報ショックは金利を上昇させつつインフレ率を引き上げることが明らかになりました。特に、引き締めショックはインフレ率を低下させる効果を持つことが確認されましたが、これらのショックは出力に変化をもたらさないため、経済への影響は限られていることが示唆されます。これにより、中央銀行の経済見通しに関する発表が金融政策の伝達メカニズムにおいて一定の役割を果たすことが確認されましたが、その影響の範囲は限定的であることが分かりました。

ポイント

  1. 1本研究は、中央銀行の金融政策発表がマクロ経済に与える影響を評価し、特に実質的下限下での効果を検討しています。
  2. 2データは日本の経済指標を用い、推定には計量経済モデルを採用し、引き締めショックと情報ショックを特定しました。
  3. 3結果として、引き締めショックがインフレ率を低下させる一方、情報ショックはインフレ率を上昇させることが分かりましたが、出力には変化をもたらしませんでした。

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原論文情報

ジャーナル
Journal of the Japanese and International Economies
DOI
10.1016/j.jjie.2023.101276
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。