JJIE2024年9月1日
子ども手当のマクロ経済分析:出生率、人口構造、福祉の関連性
Macroeconomic analysis of the child benefit: Fertility, demographic structure, and welfare
日本語要約
本研究は、子ども手当がマクロ経済と福祉に与える影響を、出生選択を考慮した一般均衡オーバーラッピング世代モデルを用いて検討します。このモデルは日本に合わせてキャリブレーションされており、出生率に対する手当の弾力性は実証的な推定値と一致しています。子ども一人当たりの支給額を拡大することで、長期的均衡において将来世代の福祉が向上することが示されています。特に、子どもを持たない人々にも福祉の向上が及ぶ点が注目されます。出生率の向上とそれに伴う人口変化が結果に寄与しており、これには複数の経路が存在します。ただし、新たな均衡に達するまでには約100年を要し、人口変化には十分な移行期間が必要です。このため、福祉の向上は徐々に進行し、時間がかかることが示されています。
ポイント
- 1本研究では、一般均衡オーバーラッピング世代モデルを用いて、日本における子ども手当のマクロ経済的影響を分析しています。
- 2子ども一人当たりの支給額を拡大することで、将来世代の福祉が向上し、子どもを持たない人々にも利益がもたらされることが示されています。
- 3新たな均衡に達するまでには約100年かかるため、福祉の向上は徐々に進行し、長期的な視点が必要であることが明らかになりました。
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原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2024.101325
- 原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。