JJIE2025年3月1日
日本における金融政策ショックの伝播メカニズム
The transmission of monetary policy shocks: Evidence from Japan
日本語要約
本研究は、日本における金融政策ショックの伝播メカニズムを明らかにすることを目的としている。特に、金融政策の予測が日本銀行のマクロ経済予測と無関係であることを示し、情報ショックの影響を考慮することが重要である。データは日本のマクロ経済指標を用い、推定戦略としてはMiranda-AgrippinoとRicco(2021)の手法を採用している。対象期間は具体的に示されていないが、近年のデータを基にしていると考えられる。主な結果として、予想外の政策引き締めは出力を悪化させ、価格を下落させることが確認された。また、インフレに対する遅延効果は見られず、引き締めショックに対しては価格が即座に下落することが示された。さらに、中央銀行の情報ショックが出力と価格の両方を増加させることも確認され、特に日本銀行からの楽観的な見通しが株価を上昇させ、円を減価させることが明らかになった。これらの結果は、効果的下限においても情報効果が日本経済において重要な役割を果たしていることを示唆している。
ポイント
- 1著者らは、金融政策ショックを日本銀行のマクロ経済予測と無関係に特定し、情報ショックの影響を考慮している。
- 2予想外の政策引き締めは出力を悪化させ、価格を即座に下落させることが確認された。インフレに対する遅延効果は見られなかった。
- 3中央銀行の楽観的な見通しは株価を上昇させ、円を減価させることが示され、情報効果の重要性が強調されている。
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原論文情報
- ジャーナル
- Journal of the Japanese and International Economies
- DOI
- 10.1016/j.jjie.2024.101349
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。