JER2024年11月14日
台湾における父系同居の要因分析
Upstream or downstream transfer behind patrilocal coresidence? Evidence from three-generational panel data
日本語要約
本研究は、台湾における世代間の父系同居の決定要因を探求する。特に、同居の機能が上流移転(子どもが高齢の親を支える)または下流移転(親が成人した子どもを支える)である可能性を検討することが重要である。著者らは、夫婦、親、子どもを含む三世代の家族データを用いて、各世代の特性を制御し、パネルデータ手法を適用することで、家族内の観察されない時間不変特性を考慮している。対象とするデータは、台湾の三世代パネルデータであり、親の教育、子どもの教育、住宅所有が父系同居に関連する重要な要因であることが明らかになった。具体的には、祖父母と同居していた親は、成人した子どもと同居する可能性が7%高いことが示された。この結果は、台湾における父系同居の背後にある機能として上流移転がより重要であることを示唆しており、世代を超えた父系同居率の安定性を説明する要因となる。
ポイント
- 1著者らは、台湾の三世代パネルデータを用いて、父系同居の要因を分析した。特に、親と子どもの教育や住宅所有が重要な要因であることが確認された。
- 2推定戦略としてパネルデータ手法を採用し、家族内の観察されない時間不変特性を制御することで、より信頼性の高い結果を得た。
- 3親が祖父母と同居していた場合、成人した子どもと同居する可能性が7%高いことが示され、上流移転が父系同居の主要な機能であることが明らかになった。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japanese Economic Review
- DOI
- 10.1007/s42973-024-00178-1
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。