JER2025年8月28日
高齢社会における企業の自主的退出と取引ネットワークの関係
Voluntary firm exits and inter-firm transaction networks in an ageing society
日本語要約
本研究は、高齢化が進む日本における企業の自主的退出に注目し、取引ネットワーク内でのパートナー企業の退出がどのように影響するかを探求しています。企業レベルのデータを用い、2007年から2022年までの100万社以上の日本企業を対象に分析を行いました。推定戦略としては、企業のCEOの年齢と自主的退出率、ならびにパートナー企業の退出との関連性を検討しています。結果として、年齢の高いCEOが率いる企業は、自主的退出率が高く、また長期的な取引関係を持つ傾向があることが明らかになりました。特に、周辺地域においては、企業の自主的退出がパートナー企業の退出と強い相関関係を示し、ネットワークが希薄な地域では新たなパートナーシップを形成する機会が少ないことが影響しています。これにより、関係の固着性がパートナー退出への適応を困難にする重要な要因であることが示唆されます。
ポイント
- 1本研究は、高齢化社会における企業の自主的退出に焦点を当て、特にCEOの年齢が企業の退出率に与える影響を分析しています。
- 22007年から2022年までの日本の100万社以上の企業データを用いて、取引ネットワーク内でのパートナー退出の影響を評価しました。
- 3年齢の高いCEOが率いる企業は自主的退出率が高く、特にネットワークが希薄な地域ではパートナーの退出が強く影響し合うことが確認されました。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japanese Economic Review
- DOI
- 10.1007/s42973-025-00216-6
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。