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JER2025年7月9日

フィリピンにおける幼少期の災害経験と成人の非認知スキル

Disaster exposure in childhood and adult noncognitive skill: evidence from the Philippines

June Patrick Roque Bulaon, Masahiro Shoji

日本語要約

本研究は、幼少期に自然災害を経験することが成人の成長マインドセットに与える影響を検討しています。成長マインドセットとは、知能が発展可能であるという信念であり、これは個人の社会経済的成果に重要な役割を果たすとされています。しかし、これらの信念がどのように形成されるかについての研究は限られています。著者らはフィリピンにおける熱帯サイクロンの発生時期と経路の外生的変動を利用し、幼少期の災害経験と成人期の成長マインドセットとの関連を分析しました。データはフィリピン国内の個人を対象とし、幼少期の栄養状態や健康状態がこの関連性にどのように寄与するかも考察されています。結果として、妊娠中および幼少期に多くの熱帯サイクロンにさらされた場合、成人期において知能が固定的であるという信念が強まることが示されました。この関連は、幼少期の栄養や健康の悪化によって媒介される可能性があることも示唆されています。これらの結果は、災害や気候政策において、母子のケアを優先する重要性を示しています。

ポイント

  1. 1著者らはフィリピンの熱帯サイクロンの外生的変動を利用し、幼少期の災害経験が成人の成長マインドセットに与える影響を検証しました。
  2. 2研究の結果、妊娠中および幼少期に多くの熱帯サイクロンにさらされた場合、成人期に知能が固定的であるという信念が強まることが明らかになりました。
  3. 3この関連は、幼少期の栄養状態や健康状態によって媒介される可能性があり、政策的には母子のケアの重要性を示唆しています。

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原論文情報

ジャーナル
Japanese Economic Review
DOI
10.1007/s42973-025-00220-w
原論文
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。