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#フィリピン

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JER2025年7月9日

フィリピンにおける幼少期の災害経験と成人の非認知スキル

Disaster exposure in childhood and adult noncognitive skill: evidence from the Philippines

June Patrick Roque Bulaon, Masahiro Shoji

本研究は、幼少期に自然災害を経験することが成人の成長マインドセットに与える影響を検討しています。成長マインドセットとは、知能が発展可能であるという信念であり、これは個人の社会経済的成果に重要な役割を果たすとされています。しかし、これらの信念がどのように形成されるかについての研究は限られています。著者らはフィリピンにおける熱帯サイクロンの発生時期と経路の外生的変動を利用し、幼少期の災害経験と成人期の成長マインドセットとの関連を分析しました。データはフィリピン国内の個人を対象とし、幼少期の栄養状態や健康状態がこの関連性にどのように寄与するかも考察されています。結果として、妊娠中および幼少期に多くの熱帯サイクロンにさらされた場合、成人期において知能が固定的であるという信念が強まることが示されました。この関連は、幼少期の栄養や健康の悪化によって媒介される可能性があることも示唆されています。これらの結果は、災害や気候政策において、母子のケアを優先する重要性を示しています。

JWE2023年12月1日

発電所の強制停止要因に関する生存分析

Reliability and forced outages: Survival analysis with recurrent events

Majah-Leah V. Ravago, Karl Robert Jandoc, Miah Maye Pormon

本研究は、フィリピンの発電所における強制停止の要因を生存分析モデルを用いて実証的に調査しています。強制停止は電力供給の安定性に影響を与えるため、その要因を理解することは重要です。著者らは、発電所レベルのデータを用い、予約余裕率、シェアキャパシティ(集中度の指標)、計画停止の数、前回の保守からの日数といった要因が強制停止のリスクに与える影響を分析しました。主な結果として、予約余裕率が高いことやシェアキャパシティが高いこと、計画停止の数や保守からの日数が多いことは、強制停止のリスクを低下させることが明らかになりました。一方で、使用率の増加や地熱、太陽光、バイオディーゼル発電所の利用は、強制停止のリスクを高めることが示されています。過去10年間で強制停止が特に多かった事例に注目すると、予約余裕率の低下が強制停止の発生に有意に関連していることが分かりました。さらに、発電企業のキャパシティのシェアがシステム全体の信頼性のあるキャパシティに対して高いことが、強制停止のリスクを低下させる要因となることも確認されました。