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#構造モデル

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JWE2026年6月1日

日本におけるフォワードガイダンスの伝達メカニズムの分析

The transmission of forward guidance in Japan: Evidence from a Bayesian SVAR-IV model

Kenta Kudo

本研究は、日本におけるフォワードガイダンスの効果を、ハイフリークエンシーの金融政策サプライズを用いたベイジアン構造ベクトル自己回帰モデル(BVAR-IVモデル)を通じて検討します。フォワードガイダンスの効果を理解することは、金融政策の実施において重要であり、特に金融市場の伝達メカニズムがマクロ経済に与える影響を評価することが本研究の目的です。データは日本の金融市場に関するもので、推定戦略としては、金融市場変数をVARシステムに組み込むことで、実体経済変数への応答を明らかにします。結果として、金融市場変数を考慮した場合、フォワードガイダンスは実体経済に対して統計的かつ経済的に有意な影響を与え、特にその効果は小規模なVARモデルから得られるものよりも大きく、持続的であることが示されました。これにより、金融市場がフォワードガイダンスの効果を伝達し、増幅する重要な役割を果たすことが明らかになりました。さらに、金融市場の伝達メカニズムを適切に考慮しないと、フォワードガイダンスの効果が過小評価される可能性があることを示唆しています。

JER2025年5月20日

日本における政府債務の償還期間と金利構造

Government debt maturity and the term structure in Japan

Junko Koeda, Yosuke Kimura

本研究は、日本における政府債務の償還期間が金利構造に与える影響を分析することを目的としています。特に、1995年から2020年までの期間における償還期間の構成が、長期金利にどのように作用しているかを理解することが重要です。著者らは、各財政年度末の償還期間のデータを用いて、標準的な好ましい生息地モデルを構造的に推定しました。このモデルにより、償還期間の構成要素の減少が短期債務の割合の増加と関連していることが明らかになりました。具体的には、他の特定の償還期間の割合は比較的安定している中で、短期の残存償還期間が増加しています。この傾向は、持続的な低金利環境において長期債券利回りの圧縮に寄与していることが示されています。特に、2010年代後半には、この要因が長期金利の変動の主要な決定要因となり、圧縮の度合いが増加していることが観察されました。これにより、政府の債務管理や金融政策における新たな視点が提供され、既存の研究と比較しても重要な知見をもたらしています。