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公開中の論文:278 件

JJIE2022年12月1日

公共図書館の販売への影響に関する研究

Displacement effects of public libraries

Kyogo Kanazawa, Kohei Kawaguchi

本研究は、公共図書館での無料貸出が書店の売上に与える影響を明らかにすることを目的としています。この問題は、著者が新たな作品を創作するインセンティブを維持するために重要です。著者らは、日本における書店の販売データと公共図書館の蔵書データを統合した新しいデータセットを作成し、公共図書館の影響を定量化しました。推定戦略として、タイトルと自治体、出版後の月数、自治体ごとの未観測の異質性を制御するモデルを用いました。研究の結果、人気書籍の中で、図書館の蔵書はそのタイトルの月間売上を約0.24部、ベストセラーでは0.52部減少させることが確認されました。これらの結果は、様々なロバストネスチェックによっても支持され、人気書籍における公共図書館の販売への影響が確認されました。これにより、公共図書館の存在が書店の売上に与える影響を理解することができ、著作権や著者へのインセンティブに関する政策的な議論に寄与する可能性があります。

JJIE2022年12月1日

東京オリンピックがCOVID-19感染に与えた影響の定量化

Quantifying the impact of the Tokyo Olympics on COVID-19 cases using synthetic control methods

Taro Esaka, Takao Fujii

本研究は、東京オリンピックの開催が東京における新規COVID-19感染者数に与えた影響を定量化することを目的としている。この研究は、オリンピック開催の影響を評価することが重要である理由として、イベントが感染拡大に寄与する可能性があることを挙げている。著者らは、合成コントロール法(SCM)およびリッジ拡張SCMを用いて、OECD諸国のCOVID-19ケースの最適加重平均を基にした反事実的な感染者数を構築し、東京の感染者数を推定した。対象期間はオリンピック開催前後であり、データは信頼性の高い公的な統計を使用している。分析の結果、オリンピック開催により、東京では人口100万人あたり105〜132件、全国では47〜65件の新規感染者が増加したことが明らかになった。この結果は、東京オリンピックの開催がCOVID-19感染の拡大に寄与した可能性を示唆している。