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#高齢化

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JER2026年1月31日

日本における労働力の高齢化と生産性の関係

Workforce ageing and labor productivity in japan: spurious correlations and structural effects from prefectural panel data

Facundo Durán

本研究は、日本における労働力の高齢化が労働生産性に与える影響を検討しています。このテーマは、経済成長や労働市場の健全性にとって重要であり、高齢化社会に直面する日本において特に関心が高いです。研究は、2000年から2020年までの47都道府県のパネルデータを用いています。推定には固定効果モデルを使用し、初期の結果では高齢者の割合が生産性と正の相関関係にあることが示されました。しかし、内生性や動的調整過程を考慮したシステムGMMアプローチを適用すると、推定された効果は負の方向に転じ、統計的にも有意であることが確認されました。この結果は、高齢化が生産性に対して下方圧力をかけることを示唆しています。また、都道府県レベルの実質賃金との比較分析により、高齢化が生産性を低下させる一方で、賃金への影響は弱く一貫性がないことが明らかになりました。これにより、労働市場の制度的特性が影響していると考えられます。全体として、本研究は労働力の高齢化が地域特有の問題ではなく、全国的な生産性の課題であることを示しています。

JWE2025年12月1日

ロボットとICTが高齢化に与える影響の考察

Robots, ICT and aging: How do advanced technologies interact with aging

Hongyan Lu

本研究は、先進技術の導入が人口高齢化の生産性への影響をどのように変えるかを探求しています。特に、2008年から2020年までの12のOECD諸国における年齢・スキル別の労働者グループとICTおよび産業用ロボットという技術資本との相互作用を分析しています。データは産業レベルで収集されており、推定戦略には相互作用効果を考慮したモデルが用いられています。主な結果として、ICTの強度が高い産業では、低スキルの高齢労働者の相対的な労働生産性が向上する一方で、ロボットは高スキルの高齢労働者との補完性を示すことが明らかになりました。また、ICTとロボットを同時に導入することで、年齢・スキルグループ間の相対的な生産性差が縮小し、特に同じ年齢層内でのスキルレベルの異なる労働者間のギャップが狭まることが示されています。しかし、これらの効果は国や産業によって大きく異なることも指摘されています。高齢化が進みロボット利用が広がる国では、技術資本と労働の相互作用が顕著に異なることが観察され、資本集約型産業においてはロボットが労働者との強い補完性を示す一方で、労働集約型産業ではICTが高齢労働者に対して補完的な効果を持つことが確認されました。