JWE2023年3月1日
経済危機におけるダウンサイジング戦略の有効性に関する研究
Is downsizing a good strategy during the downturn? Evidence from Taiwanese manufacturing firms
日本語要約
本研究は、経済危機における企業のダウンサイジング戦略が長期的な業績に与える影響を検討しています。特に、雇用削減やR&D予算の縮小が企業のコアコンピタンスを損なう可能性があることに注目し、ダウンサイジングが必ずしも最適な戦略ではないことを示唆しています。著者らは、2559の台湾の製造業企業から得られた独自のデータセットを用い、推定戦略としてパネルデータ分析を適用しました。研究の結果、経済危機の際に労働雇用を増加させることが、企業の長期的な全要素生産性や売上を有意に改善することが明らかになりました。具体的には、雇用のダウンサイジングは経済的な逆風に直面した際の最良の解決策ではない可能性が示されています。これにより、企業の経営戦略や政策立案において、雇用維持の重要性が再評価されるべきであることが示唆されます。
ポイント
- 1本研究は、ダウンサイジングが企業の長期的な業績に与える影響を探求している。
- 22559の台湾の製造業企業を対象に、パネルデータ分析を用いて推定を行った。
- 3労働雇用の増加が、企業の長期的な全要素生産性や売上を有意に向上させることが確認された。
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原論文情報
- ジャーナル
- Japan and the World Economy
- DOI
- 10.1016/j.japwor.2022.101171
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本ページはエコノメディア編集部による日本語紹介です。原論文の本文・要旨の全文翻訳ではありません。