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#公共経済学

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JJIE2026年6月1日

社会インフラと公共無形資産の生産性効果の再検討

Reexamining the productivity effects of social infrastructure and public intangibles: An empirical study using the unique Japanese data on social infrastructure and intangibles

Takayuki Ishikawa, Yuya Iwasaki, Kazuyasu Kawasaki ほか

本研究は、日本における公共部門の社会インフラと無形資産が民間部門の生産性に与える影響を再検討します。このテーマは、経済成長における公共投資の役割を理解する上で重要です。分析には、内閣府が発表した社会インフラの最新データ、2021年版R-JIPデータベース、地域間の投入・産出表を用います。これらのデータを基に、社会インフラと公共無形資産を考慮したトランスログ生産関数を推定しました。結果として、社会インフラには期待される外部性は観察されませんでしたが、公共無形資産は民間部門の生産性向上に正の寄与を示しました。特に、他地域からの波及効果を考慮した公共ソフトウェアの生産性効果は、波及効果を考慮しない場合よりも大きく、ネットワーク効果が影響していることが示唆されます。これらの結果は、日本における経済パフォーマンス向上のために公共無形資産の蓄積が効果的な手段であることを示しています。

JJIE2024年12月1日

インフルエンザワクチン接種におけるピア効果の分析

Peer effects on influenza vaccination: Evidence from a city's administrative data in Japan

Naomi Miyazato, Yoko Ibuka, Jun-ichi Itaya

本研究は、インフルエンザワクチン接種における周囲の接種状況が個人の接種行動に与える影響を、行政データを用いて実証的に分析することを目的としています。ワクチン接種は公共財であるため、フリーライダーのインセンティブから負のピア効果が予想される中、著者らは日本のある都市に住む高齢者全体を対象としたデータを使用しています。推定戦略として、固定効果分析と遅延従属変数を用い、さらに同居者の喪失が接種行動に与える影響とコミュニティのピア効果との相互作用を検討しています。分析の結果、コミュニティのワクチン接種率が高いほど、個人の接種率が上昇することが確認され、正のピア効果が示されました。これにより、地域社会の接種率向上が個人の接種行動を促進する可能性が示唆され、公共政策におけるワクチン接種促進の重要性が強調されます。